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【基礎】FIRE(経済的自由)のエッセンスとメリットをご紹介【FIREまとめ①】

2022年9月28日

【基礎】FIRE(経済的自由)のエッセンスとメリットをご紹介【シンプルに】
FIRE・経済的自由

人口減少、少子高齢化、右肩下がり成長の日本。
それでも、世界全体からみれば全然マシです。
なぜなら、まだ経済的自由を目指す余地が残っているからです。

この記事ではFIRE(経済的自由)という生き方を簡潔にご紹介します。
FIREの条件、達成方法、実例、目指すことのメリットを書きました。
FIREを目指そう。

◾️FIRE:人生の主導権を握る生き方

FIREは、”Financial Independence, Retire Early” の略称。
「経済的に独立して、早く引退しよう」
人生を金銭的な理由で縛られない、経済的自由を達成した状態。
たとえば、株式のインカムやキャピタルなど資産運用益から得られる不労所得が、日々の生活費を上回っている状態のことです。

FIRE(経済的自由): 不労所得 > 生活費

この状態になると、
経済状況に左右されず、自分の時間をコントロールし易くなります。
つまり、FIREとは人生の主導権を握る生き方だといえます。

私は、経済的自由をとても魅力的なものだと思い、
自身もFIREを目指すようになりました。
実際に、資産額を伸ばすことができてます。
多くの人が目指す価値のあるものだと考えています。
(必ずしも早期退職を推奨しているわけではなく、いつでも退職できる選択肢、余裕を持った状態というのが良いですね。)

◾️FIREの目標資産:25年分の生活費

では、実際にどれほどの資産があれば、
生活費を上回る不労所得が得られるのでしょうか。
必要となる資産額は、それぞれの生活費によって異なります。
以下のような目安があります。

FIRE目標資産 : 生活費(ひと月) * 12ヶ月 * 25年

この式によれば、
ひと月の生活費が20万円の人は、
12ヶ月(1年間)で240万円の生活費。
それが25年分なので、
6,000万円が、FIRE目標資産となります。

ひと月の生活費1年間の生活費25年分の生活費(FIRE目標資産)
10万円120万円3,000万円
15万円180万円4,500万円
20万円240万円6,000万円
25万円300万円7,500万円
30万円360万円9,000万円

いかがでしょうか。
やはり、けっこうな金額を準備しなくてはなりません。
とはいえ、
漠然としていた経済的自由のゴールが、実際にわかるのはいいですよね。
ゴールが明確にわかれば、到達する手段も見えてくるはず。

FIREのゴールは、生活費25年分の資産を築くこと。

なぜ生活費の25年分なのでしょうか。
アメリカのトリニティ・スタディという研究によると、
米国S&P500インデックスファンドに投資して、
毎年4%分の資産取り崩しを25年間行ったところ、
資産総額は目減りをしないどころか、増えている可能性が高い
という研究があるからです。

ただし、これは毎年4%以上の利回りを確実に得られるという意味ではなく、
上下動があって数年〜数十年単位で長期間でならしたとき、
結果的に4%以上の成長を達成していたということになります。
また、ポートフォリオには債券も組み込まれています。

◾️FIREを目指す戦略:3つの戦略

FIREのゴールは、生活費の25年分の資産を築くことでした。
また、この資産が米国S&P500インデックスファンドのような優良な指数に投資されている場合、
毎年4%分の資産を取崩しても、運用益が取崩し額を上回って資産が目減りしにくい。
生活費が、4%の資産取崩し額を上回らない限り、経済的自由の状態にあるということです。

では、いかにして生活費25年分の資産を築いていけばいいのでしょうか。

以上に尽きることになります。
(別のページで紹介しています。)

◾️FIREを目指す過程でのメリット:幸福度が上がるよ

私は、多くの方がFIREを目指す価値があると思っています。
人生の主導権を握れることはもちろんですが、
それ以外にも理由があります。
・FIREを目指す過程で、自分の価値観を知ることができる。
言い換えるなら、お金の使い方を見直すことにより、価値観に優先順位をつけることになるということ。
自分が本当に大事にしている価値と、そうでない価値との区別がつくようになります。
・自分の価値観を理解できると、自分の幸福のツボがわかってくる。
・ものごとの判断スピードも上がる。
・人生には目標があったほうが張り合いがある。
・たとえ途中で挫折してもお金は残る。

いかがでしょうか。
FIREを目指してみるのも悪くないのではないでしょうか。

さらに、サイドFIREという取り組み易い方法もあります。
サイドFIREは、生活費の一部を不労所得でまかない、残りはゆるく労働所得で補うものです。
サイドFIREという柔軟な目標であれば、一気に現実味が湧きませんか。

◾️FIREの実例

FIREはもともとアメリカでけっこう前から流行っていました。
日本では2019〜2020年頃から流行っていたと思いますが、
2022年後半現在は市場が弱いためか、以前ほど騒がれなくなりました。
(それでも目指す価値ありです。)
以下に有名な本を紹介しておきます。

◉アメリカの実例


📕FIREを目指すきっかけとなった本です。カナダの中国系の方のようです。

📕アメリカの取組で事例が豊富。かなり分厚いです。

📕アメリカFIREムーブメントはじまりの書です。

◉日本の実例


📕日本のビジネスエリートの達成実例です。

📕日本の40代の達成実例です。

◾️おわりに

この記事では、FIREのエッセンスをご紹介してきました。
実際の取組などもリライトしてご紹介して行ければと思います。

併せて、旅や世界遺産についてご紹介しています。
旅にお金を使うと幸福度が上がるってご存じですか。
資産が大きく毀損しなければ、旅という経験への投資にお金を使うのはOKです。

FIRE達成は、長い道のり。
自分の価値観と幸福感に向き合いながら、その道中を楽しんでいくことが重要です。

旅や世界遺産について気合い入れて書いていきますので、
ぜひそちらもご覧になって、旅や世界の面白さを共有できればと思います。
人生を豊かに楽しもう。

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  • この記事を書いた人

くろひょう

■くろひょう ◉しごと:政策立案・事業企画(記念事業、ユネスコ登録事業、地方公共団体調査など) ◉ブログ:No Money, No Freedom! お金や投資などFIRE(経済的自由)に向けた取組み。世界遺産や地理歴史など旅に関すること。世界遺産検定1級。

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