余剰分を投資 FIRE

FIRE(経済的独立と早期リタイア)を目指す前に知っておきたいこと〜利回りと複利効果

2021年3月17日

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FIRE(経済的独立と早期リタイア)を目指す前に知っておきたいこと〜利回りと複利効果

✅ 銀行に預けるならどこがお得?
✅ 銀行に預けるのと投資に回すのとどれくらい利息が違うの?
✅ 世の中の利回りの全体像を知りたい。

前半でお答えします。

✅ 複利効果って何?
✅ 複利効果を得るには?
✅ このまま全資産を銀行に預けておいて大丈夫?

後半でお答えします。

■ 銀行預金と投資信託の利回り比較

メガバンク・普通預金(みずほ銀行など)

 0.001%
 例:1000万円 → 利息100円(年)

メガバンク・定期預金(みずほ銀行など)

 0.002%
 例:1000万円 → 利息200円(年)

一般財形貯蓄(ろうきんなど)

 0.015%
 例:1000万円 → 利息1,500円(年)

楽天銀行・普通預金(マネーブリッジ適用時)

 0.1%
 例:1000万円 → 利息10,000円(年)

全員口座(共済預金など。組合員限定)

 1.6%
 例:1000万円 → 利息160,000円(年)

投資信託(S&P500など)

 3%〜7% *マイナスもあり得る
 例:1000万円 → 利息300,000円〜700,000円(年)

同じ普通預金でも利回りが桁違いとなります。

楽天銀行のマネーブリッジは、楽天証券と連携させるだけなのでノーリスクのはず。
ただ単に銀行に預けっぱなしにしておくのであれば、一手間かける価値はあるのではないでしょうか。

また、銀行に預けておくことと、投資でリスクをとっていくのでは、やはりリターンに違いが出てきます。

何となく上記の利回りを頭に入れておくと、
投資詐欺に引っかかりにくくなると思います。

投資の神様ウォーレン・バフェットでさえだいたい20%です。

(なお、預金利息には20.315%の税金がかかります)

■ 複利効果について

先の年間利回りで得られた利息を、
そのまま引き出さずに運用を続けるとどうなるのでしょうか?

メガバンクの普通預金では、
利回りが低すぎて効果を実感できませんので
たとえば、投資信託で5%の利回りが期待できた事例を考えます。

当初の1000万円は、
翌年には1050万円となり
50万円が資産所得(利息)となります。

そのまま引き出さずに運用を続けると、
1050万円の運用額が
次の年には1102.5万円となります。
このとき52.5万円が資産所得(利息)となります。

当初と比べて資産所得(利息)が
52.5万円 - 50万円 = 2.5万円増えています。
これは当初の運用額よりも翌年の運用額が上回っているためです。

このように
運用で得た収益を再び投資することで
利息が利息を生んでいく効果を「複利効果」といいます。

以下、
メガバンク普通預金、楽天銀行マネーブリッジ適用時、投資信託(利回り5%と仮定)の
複利効果による利息累計額のシミュレーションです。

Compound Interest Effect

上記から、

  • 利回りが低すぎると、そもそも複利効果が発生しない。
  • 期間が長くなればなるほど、複利効果は大きくなる(長期で臨む必要がある)。
  • 利回りが5%くらいあれば、15年間で資産が2倍ほどになる。

なお、資産が倍になる年数を簡単に計算する「72の法則」があります。
72を利回りで割ることで年数を求められます。
たとえば、利回り6%なら、72 ÷ 6 = 12年となります。

さて、低金利の時代に銀行だけに資産を預けておくことは、
資産形成という面からは難しいのだなと改めて思いました。

以上参考になれば幸いです。

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くろひょう

■くろひょう ◉しごと:政策立案・事業企画(記念事業、ユネスコ登録事業、地方公共団体調査など) ◉ブログ:No Money, No Freedom! お金や投資などFIRE(経済的自由)に向けた取組み。世界遺産や地理歴史など旅に関すること。世界遺産検定1級。

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