書籍紹介

【ビジネス】『非常識な成功法則【新装版】』から学ぶFIRE(経済的自由)実現の戦略

2021年8月27日

uncommon
*本ページはプロモーションが含まれています。

【ビジネス】『非常識な成功法則【新装版】』から学ぶFIRE(経済的自由)実現の戦略

✔︎ 人生の成功にまず必要なのは?ー お金 or 心?
✔︎ そもそも非常識な成功法則とは?
✔︎ いよいよ仕事を辞める「決断」をするには?

経営コンサルタントである神田昌典氏のベストセラー、
📕『非常識な成功法則【新装版】』から人生成功のエッセンス及びFIRE(経済的自由)実現の戦略を織り交ぜて解説します。
ちなみにマンガ版もあります。

✅ まずは「お金」に優先順位を置くメリットが分かります。
✅ 8つの「非常識な成功法則」がざっくりと分かるので人生で差がつきます。
✅ 「適切な質問」が、仕事を辞めるなど人生の決断に役立つことが分かります。

■まずは「お金」に優先順位を置いてみる

多くの成功法則は、成功者が自分にいい聞かせるものである。
だから、成功者にとっては、すごく意味がある。
まともな成功者が一番恐れるのは、傲慢になり、天狗になってしまうことだ。
だから、自らを律するために
「謙虚でなければならない」
「神様に生かされている」
「お金で幸せは買えない」
「人との出会いが大切」等の常套句を唱えるわけである。
凡人は、それを真に受けちゃダメ。
優先順位が違うんだから、かえって逆効果。
お金の軸はシンプルだよね。
それは銀行口座に記帳しにいけばわかる。
数字で示される。
わかりやすいから、成功の尺度として使われる。
現実には、お金の軸とは別に、心の軸っていうのがあるんだ。
心の軸は「貧しい」「豊か」という尺度で計る。
豊かな心とは、貢献、愛、感謝、倹約、無欲、与え好き、正直、節度等の「善」の感情。
貧しい心は、ミエ、メンツ、嫉妬、名声欲、物欲、怒り。どちらかといえば「悪」の感情。
ほとんど人間は、生まれながらにして「悪」の感情で、突き動かされている。
金も貧しく、心も貧しい。
2ステップを踏むのがいい。
まずは、自分の「悪」のエネルギーを活用する。
そして短期間で、金銭的に安定軌道に乗る。
その後、必死になって、心の面でも豊かになるように努力するんだ。
つまり一気に「金」も「心」も目指すのではなく、まずは「金」に優先順位を置く。

成功法則に謳われる常套句は、ある程度成功した人の成功法則でした。
人間のむき出しの強い感情エネルギー、「悪」の側面を認めることです。
そのエネルギーを利用して、まずは目標を「お金」の豊かさ実現に絞ります。
より具体的には、FIRE(経済的自由)、つまり資産収入で最低限生活費を確保できるレベルの資産目標などが想定されます。
達成できれば、人生や心の質を高める時間を確保しやすくなるでしょう。

■「第1の習慣 やりたくないことを見つける」〜人生目標の設定方法がわかります

自分の目標を紙に書いておく。
すると、忘れたころに、実現している。
でも、せっかくだから実現する確率を高くしたいよね。
そのためには、目標設定をうまくやることが大切だ。
まずは、紙を一枚用意する。
そして、やりたくないことを書き出す。
やりたいことを明確にするためには「やりたくない」ことを明確にしなければならないんだ。
自分自身のミッションを考えるには、次の質問をしてみるといい。
・自分の命があと半年しかなかったら、いったい、何をやらなければならないのか?
・その半年の間に、お金を一銭ももらえなくてもやるべきことは何か?
簡単に言うと、脳は、あなたが質問をすると、高精度なアンテナを張って、必要な情報を収集しはじめる。
質問がスイッチとなる。

「やりたくないこと」を明確化することで「やりたいこと」が見えて来ます。
「やりたくないこと」って、結構簡単に頭に思い浮かびますよね。
おすすめは、人間の悩みを分類した「HARMの法則」です。
以下の分野で「やりたくないこと・望まないこと」を少し考えてみましょう。

・Health(健康):【例】大病したくない
・Ambition(野心、仕事):【例】時間に縛られたくない
・Relation(人間関係):【例】依存しがちでは困る
・Money(お金):【例】困窮したくない

次にこれらを正反対の状態にしてみましょう。
・大病したくない▶︎日々健康である
・時間に縛られたくない▶︎時間をコントロールできる
・依存は困る▶︎自律している人
・困窮したくない▶︎お金に恵まれている

ざっくりですが、目標の方向性が見えてきませんか??
さらに、具体的に「分解」して落とし込んでいくともっと明確になっていきます。
そうなると目標を達成するための「手段」も見えてくるでしょう。

次に、自分自身のミッションを考えるところで「自分の命があと半年しかなかったら、いったい、何をやらなければならないのか?」を考えてみましょう。
『7つの習慣』で言うところの、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」に相当します。
自分の場合だと、
「現在取組んでいるプロジェクトを成功に導くこと」
「旅して、読書して、価値観の近い人たちと学んだことを語り合うこと」などです。
人生の目標を立てたことがなければ、ぜひ取組んでいただければと思います。

■「第2の習慣 自分にかける催眠術」〜目標の刷り込み方法がわかります

人は繰り返しの言葉に弱い。
同じ表現を単調に繰り返すと、軽い催眠状態になってしまう。
その結果、繰り返された言葉を信じ、それに基づいた行動をとるようになる。
私たちは、繰り返される言葉、自分で発する言葉、そして他人が同調する言葉で、現実が構築される。
つまり、まわりの環境―どんな人を自分のまわりに置くか―で、自分の現実が変わってしまう。
自分に都合のいい言葉を繰り返し、その言葉を発すればいいことになる。
潜在意識にプログラミングする。
いつかといえば、寝起きや眠る前の、意識がぼやけているときだ。
目標を書いた紙を、夜寝る前にボヤ ~っと眺める。
そして朝起きたときに、またボヤ?っと眺める。
まずは目標設定をするときは、現在形を使うこと。
具体的には「私は〇〇する」「私は〇〇になる」「私は○○できる」という表現にする。
このようにポジティブな表現を繰り返すことを、英語で「アファメーション」(自己肯定のための暗示)といっている。
ニタニタしながら、想像することを「ビジュアライゼーション」(視覚化)と呼んでいる。
肝心なのは、書いた目標を、いつでも取り出しやすい形にまとめておく。
無意識に、目標を達成するためには、どうしたらいいか、という質問を心のなかですることになる。
・この目標に一歩でも近づくためには、いま、この瞬間に何をすればいいかなぁ。
・この目標を実現するためには、いったい、何が必要だろう?
別に答えを探そうと努力しなくてもいい。
ただ、心に質問してあげるだけでいい。
長期の目標と短期の目標。
これをバランスよく使い分けると、挫折することなく、目標達成に向けて進みつづけることができる。
短期目標をスムーズに達成していくための優れた指標として「SMARTの原則」がある。
SMARTは、次の英単語の頭文字を表している。
・S(Specific):具体的である。
・M(Measurable):計測ができる。
・A(Agreed upon):同意している。
・R(Realistic):現実的である。
・T(Timely):期日が明確。
要するに、(前)豊かになる →(後)来年4月30日までに年収1000万円を達成する。
今度はその目標を、毎晩、手帳に10個書き出すのである。
10個書き出した後、とくに重要な目標ひとつに○をつける。
重要な目標というのは、その目標が実現すると、ほかのすべての目標も実現するというもの。
絞り込んだ一個の目標について、その目標に今日一歩でも近づくために、いったい、何をしなければならないのか。
どんな小さなことでもいいから、とにかくできることを書くのである。

短期目標の具体化(SMARTの原則)、重要目標の選び方(波及効果の高い目標)、アファメーションとビジュアライゼーションが解説されています。
目標設定には、5W2Hを想定することも有効です。

■「第3の習慣 自分に都合のいい肩書きを持つ」〜自信のつけ方がわかります

セルフイメージを改善できれば、飛躍的に会社を成長させるきっかけになることが多い。
お客は自分の鏡であり、セルフイメージを正確に反映するお客が集まる。
年収5000万円の八百屋さんになるためには、どうすればいいか?
セルフイメージを改善していくことが、収入を上げる上での大前提。
例えば、私は、次のようなセルフイメージはどうか、と提案したことがある。
「季節の食物の提供を通して、家族の絆と健康を促進するスーパー・プロモーター&マーケッター」
あなたも、年収を上げたいという目標を持っているんだったら、とにかく「スーパー・セールスマン」「セールス・エキスパート」「スーパー・プロモーター」等というセルフイメージを持ったほうがいい。
なぜかというと「第5の習慣」でも話すけど、セールスを抜きにして、年収を上げるのは、不可能だからね。
自分の服装を変えてしまうというテクニックもある。
いままでの自分と決別する上で、新たな肩書きを作り、そして外見を変えて、新たな自分を演出するのである。

経験や実績を積み重ねることが出来れば自信となってセルフイメージを改善できます。
ただ、それ以上の実績を積み上げたい場合、未だ実績がない場合、オリジナルで特別な肩書きを考案するのもいいかもしれません。
ハイパーメディアクリエーターという肩書きがありましたが、そんなイメージです。

■「第4の習慣 非常識的情報獲得術」〜自己投資の方法がわかります

どうすれば発想力そして行動力に直結するような情報収集ができるのだろうか?
私自身の経験から言うと、これには三つの方法がある。
ひとつめは、先ほどの経営者のような「本との出会い」。
二つめは「人との出会い」である。
そして、三つ目の方法。
それは「テープとの出会い」である。
成功した経営者や優れたコンサルタントの話のカセットテープ、いわゆるビジネス・テープを聴くのである。
知識には「ただ単に知っている」という段階と「行動につながる」段階がある。
例えば「テニスが上達したい」と思った場合、一回習っただけでは、うまく体を動かせない。
適切な体の動きを無意識にできるまでは、繰り返し練習する必要がある。
経営も同じ。
本を一回読んだだけ、話を一回聞いただけでは、行動できる知識にはならないんだ。
一回目に聴いたときは、もとから持っていた知識、つまり「既存の知識」と一番関連あることしか聴き取れない。
ところが二回目に聴くと、一回目に聴いたときには新しかった情報が「既存の知識」になっているため、今度はさらに新しい情報を認識することができるわけだ。
あるアメリカの研究で「何が成功に導いたか」という要因を詳細に調べていったら、ほかのどんなものより「どんな人と付き合っているか」ということがもっとも大きな要因だったという。
「私は2週間で1000万円儲けました!」「ダイレクトメールを出して、一億円売り上げました!」と話しているグループに属すると、それが当たり前になる。
「あいつにできて、自分にできないはずがない」と、自分の可能性を信じはじめる。
自分の脳に「どうすれば短期間に稼げるようになるか」という質問をするようになる。
すると、いままで見えなかった儲けの機会が足元に転がっていることに気付く。
つまり、普段話している内容が、そのまま現実になるってわけだ。
否定的な口癖を持つ人との交流は、致命的だ。
眉間に皺を寄せて、「できない」「むずかしい」「わからない」という人は、積極的に遠ざけたほうがいい。
だから、単純に「人脈を大切にすれば成功する」という常識は大嘘だよ。
正解は「優れた人との人脈を大切にすれば成功する」ということだ。
徹底的に孤独なんだけど、その孤独から逃げない。
逆に、その孤独を楽しむ。
すると間もなく、出会う人のレベルが変わってくる。
個人にしても会社にしても、次のステージにいくときには、自然に付き合う人種が変わっていくんだ。
成功者と自然体でどんどん知り合いになっていく人には、共通点がある。
まずは、一方的に「与えられること」を期待するのではなく、相手に「与えること」からスタートする。
言い換えれば「会って話が聞きたい」という自分だけ得ればいいという姿勢ではなく、相手に「私と会わなければ損する」と思わせるほどの圧倒的な提案をすればいい。

発想力、行動力に直結する情報手段として、①読書、②音声学習、③周囲の人間が紹介されています。
読書や音声学習は、行動できる知識にまで昇華させるのに、ある程度の繰り返しが必要となります。
なお、音声学習は、現在ではYouTubeやVoicy、Audibleが利用できそうです。
また、「類は友を呼ぶ」と言われるように、周囲の人間レベルは、自分のレベルとイコールです。
場合によっては、孤独な状況を選んで、自分を高めることが有効です。
また、住む場所、職業を変えてみることも有効です。
格上の相手とつながるには、相手へのメリットを提案できるようにしましょう。

■「第5の習慣 殿様バッタのセールス」〜マーケティングとセールスのコツがわかります

営業には、マーケティングとセールスという二つの段階がある。
マーケティングとは「優良な見込客を、営業マンの目の前に、連れてくる」こと。
それに対してセールスとは「その見込客を、営業マンが成約すること」なんだ。
効果的なセールスを行うためには、お客を説得するよりも、お客を見極めることがカギになる。
つまりマーケティングで集めてから、セールスで切る、というのが原則だ。
これを私は、営業の達人のための「悪女の法則」と呼んでいる。
まずは魅力的な提案で集める。
だが集めた後、追いかけるばかりでは、逃げられてしまう。
そこで営業マンは、購入する可能性が高い客を見極めなければならない。
そのために、「あなたが買わなくても、私は別に構いません」というニュアンスを、それとなく態度で示す。
すると購買意欲のある客は、買えなくなってしまっては元も子もないので、「自分はいますぐ買う、客なんだぞ」と積極的にアピールしはじめるのである。
相手から「売ってください」と頼まれる「殿様営業」ができる。
お客のほうから、欲しいタイミングに自主的に手を挙げさせないことには、効率的な営業はできないのだ。
お客が手を挙げるときには、ほとんどの場合何らかの文書が入り口となっている。
お客は広告、チラシ、ダイレクトメール等の広告宣伝に目を触れることによって、はじめて電話番号やホームページアドレスを知り、自分からその会社に連絡を取ることになる。
お客が買いたくなる感情はどうすれば起こるか、という心理学を勉強すればできることなんだ。
例えば、このチラシの「家はまだ買うな」という表現も、「家は買うな」と言われると、買おうと思っている人は、このチラシを見ざるを得ない、という顧客心理を理解した上で作られている。
このようにお客の感情をベースに、相手から手を挙げてもらう方法を、私は「感情マーケティング」と呼んでいる。
マーケティングで見込客が集まったら、今度は、その見込客を成約しなければならない。
この見込客を成約する作業を「セールス」というのだ。
私は、相手を見極め、自分の客としてふさわしくないお客はお断りするというセールスを「殿様セールス」と呼んだ。
ちょっと考えてみればわかるように、NOと言うお客を説得するより、説得する必要のないお客を成約するほうがよほど効率がいい。
だから、先ほどの商談のポイントは、お客が説得を必要とするか、しないかを判断するだけ。
そこで、「この商品を取り扱いたいですか?」と質問したのである。
その答えが YESだったら、説得する必要がないので、商談を続ける。
NOだったら時間がかかるので、商談を終わりにして帰る。
極めてシンプル。
YESと言うお客により早くめぐり合うためには、NOと言うお客に時間を使ってはならないのだ。
できるだけ早く見込客から NOという返事を取ろうとする。
ということは、いままでの「営業マンがお客を勧誘する」という立場からまったく逆転して「営業マンがお客を断る」立場になればいいんだ。
お客に言わせたい返事から逆算して質問を作るようにする。
二者択一の質問をした際に、相手が「お願いします」といわなければ「そのうち客」である。
その場合には、「あまり興味がないように見えますが、それで間違いないでしょうか?」と聞く。
相手が「そうだ」というのであれば、そもそも時間を使うだけ無駄なので、その時点で商談を中止にして、即、席を立つ。
すると、もっとふさわしい客に出会えることになる。

営業を分解すると、マーケティングとセールスに分かれます。
前者は集客、後者は成約を目的とします。
マーケティングの集客段階では、心理学を使って感情を揺り動かすことが有効です。
メリットを提示することは当然ですが、あえて「買うな」という一見矛盾したコピーは、巧みに顧客感情を揺さぶり注目を集めます。
セールスの成約段階で重要なのは、とにかく、「優良顧客との出会い」に集中することです。
決して安売りしてお願いするのではなく、自身のサービスに価値を見出す顧客を探すのです。

■「第6の習慣 〜お金を溺愛する」〜FIRE達成の原則がわかります

お金の習性を知らなければ、どんなに「世の中に役立つこと」「ワクワクすること」をしても、お金は後からついてこない
〈お金をコントロールするための三つの原則〉
①お金に対する罪悪感を持たないこと
②自分の年収は、自分で決めること
③お金が入ってくる流れを作ること。出て行く流れを作ってはならない
お金持ちのお金に対する考え方の共通点……。
それは「お金が好きだ」ということだ。
実は、あなたの手でお金を稼ぐことは、極めて尊い行為である。
稼いでから、その金で、正義感を持って、徹底的に社会貢献せよ。
お金に対する罪悪感をなくしたら、次にやるべきことは、お金の流れを作ることである。
入ってくる流れを作っておくと、ある時点から、急にお金が集まってくる。
はじめはチョロチョロと入ってきたお金が、気付いたときには、太い流れになる。
あたかも、チョロチョロと流れていた湧き水が小川となり、その水の流れが大きくなり、そして洪水となって押し寄せるという感覚なのだ。
お金は人を選ばない。
能力や人格の良し悪しでお金が集まるわけではない。
単に、お金がお金を呼ぶだけである。
「世の中に役立つことをしていれば、お金は後からついてくる」と思っている人にお金は縁遠く、詐欺師に大量のお金が殺到する。
「あの人はいい人」「あの人は悪い人」なんて人を判断することは、お金にはできない。
お金はあるところに、集まる。
これがお金の習性なんだ。
このような単純な事実を前提とすれば、お金持ちになる方法は、明らかである。
とにかく現金が毎月増えるような〝お金の流れ〟を作ればいいのだ。
「ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水をためているとする。
喉が渇いたからって、まだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ?
これは最低。
なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃだめだよ。
いっぱいになって、溢れて、垂れてくるやつを舐めて、ガマンするの」
これは金持ち哲学を凝縮した、名セリフだ。

複数収入源を持つことの必要性は、コロナ禍における副業ブームやギグエコノミーの高まりで世の中に浸透してきた印象です。
また、コップから溢れ出た水の分だけ、舐める。
これはまさに、資産運用のストックを取り崩してキャッシュフローとする際の本質です。
元本を棄損しないで、増えた分だけを取り崩すようにしていけば、資産は減らなくなるわけです。
こちらの記事が参考になると思います。

■「第7の習慣 決断は思い切らない」〜「適切な質問」の重要性がわかります

思い切った決断をするためには、どうすればいいんですか?
それは決断するのではなく、決断する思考プロセスを学ぶことなんだ。
現在にも「いい面」と「悪い面」がある。
将来にも「いい面」と「悪い面」がある。
この四つの領域があるにもかかわらず、多くの人は、現在の「悪い面」から「将来のいい面」に移動することだけを考える。
すると、現状の「いい面」はすべて捨てなければならない。
一方、将来の「悪い面」からくる不安は打ち消せない。
現在の「いい面」と将来の「悪い面」が自分を引き止めて、どうにもこうにも前に進むことができない。
これが行き詰まる根本的な原因である。
実は、決断をする際には、実現したい状況に至るまでのシナリオを描いているのである。
つまり現在の「いい面」を最大限、残しながら、同時に将来の「悪い面」を最小化する。
そして、将来の「いい面」を刈り取っていくという道を見出している。
現在の「悪い面」か、将来の「いい面」かという二者択一の決断ではなく、「第三の道」を見出す。
四つの箱全体のバランスをとる。
まず何からやって、次に何をやるかというシナリオを描く。
そのとき初めて、行動に移せるわけである。
シナリオが描けない理由は明確だ。
いままでの質問が悪いから、答えが出てこなかったというだけ。
適切な質問をしないと、適切な答えは得られない。
「独立しようか、それともいまの仕事を続けようか」という二者択一の質問をしている間は、当然のことながら、答えは出てこない。

たとえば、
「独立しようか(FIREしようか)、それともいまの仕事を続けようか」を考えている場合、以下のように整理してみます。

1 将来の「いい面」に対する感情は?
・場所や時間に縛られない自由裁量が良い。
・自己表現できるライフスタイルは素晴らしい。

2 将来の「悪い面」に対する感情は?
・人付き合いが減って、世間との感覚のズレると困る。
・収入が不安定になるのも困る。

3 現在の「いい面」に対する感情は?
・大きな組織で給与も安定している。
・勤務地が近いため、通勤ラッシュに巻き込まれないのは良い。
・大きなプロジェクトを任されており、自己裁量が比較的高い。

4 現在の「悪い面」に対する感情は?
・職場の上司・同僚の人事ガチャが嫌だ。
・給与が公平とは言い難い。
・時間や場所の拘束が嫌だ。

Q 現在の「いい面」をどう残すか?
・現在のプロジェクトを完遂して経験と実績を築く。
・同時に自分のスキルを高める。
・サイドFIREの目標金額を安定的に貯める。

Q 将来の「悪い面」をどう回避するか?
・経営を学ぶこと。
・税金・社会保障費を学ぶこと。
・スキルを高めること。
・健康診断を受けること。
・良質な人間関係を築くこと。

Q 将来の「いい面」をどう最大化するか?
・現在から食と運動で健康に気を配ること。
・付き合いたい人間関係を選ぶこと。
・積立投資を続けること。
・歴史、テクノロジー、マーケティングを学ぶこと。

整理したらゴールから逆算してシナリオを組み立てます。
そして、最初のアクションプラン決めて実行しましょう。
自分の場合はテーマを、健康、人間関係、お金、ビジネスと趣味などに分類して考えています。

■「第8の習慣 成功のダークサイドを知る」〜勝って兜の緒を締めよ

実は、成功にはダークサイドがある、と。
成功するということは「光が当たる」ということだ。
光が当たれば、影が濃くなる。
「影って、いったい、何ですか?」
病気になる。
事故が起こる。
家族関係が破綻する。
人間関係のトラブルが起こる。
詐欺にあう。
腹心に裏切られる……等々。
私が成功に向かって走ってきた過程には、多くの反省点がある。
ひとつには、完璧を目指さないこと。不完全、曖昧さを許容すること。
二つめには、当たり前の話だが、家族を大事にすること。
三つめには、稼いだお金を有効に使うこと。
最後に、私がサラリーマンを独立し、二年で10倍を超える年収を得た結果、学んだことがある。
やっぱりお金じゃない。
新しい自分に出会うことが重要なんだなぁ。
お金があろうと、お金がなかろうと幸せには関係ない。
いままでの自分の枠を取り外していく。
いままで見えなかった現実が開ける。
それが幸せなんだと。
まとめ
✅ 「第1の習慣 やりたくないことを見つける」「第2の習慣 自分にかける催眠術」「第3の習慣 自分に都合のいい肩書きを持つ」「第7の習慣 決断は思い切らない」は、お金の目標を含めてあらゆる目標設定に使える。
✅ 「第6の習慣 お金を溺愛する」から、「金融資本」を底上げするための原則がわかる。
✅ 「第4の習慣 非常識的情報獲得術」「第5の習慣 殿様バッタのセールス」から、稼ぐことに直結する営業の方法がわかる。

一言でまとめると本書は、「己の価値観と目標を明確にし、金融資本と人的資本を底上げしよう」というものです。
非常識とはありますが、お金の成功を目指すFIREを実現する上で、王道の成功法則といえます。

お金を稼ぐことは人生の優先事項であり、ある程度到達したら心を鍛えて人生を充実させていく。
成功法則が語らない非常識なものかもしれませんが、現実的でシンプルかつ力強いメッセージです。

📕『非常識な成功法則【新装版】』
📕『マンガでわかる 非常識な成功法則』

このサイトについて

ここには、自己紹介やサイトの紹介、あるいはクレジットの類を書くと良いでしょう。

検索

  • この記事を書いた人

くろひよ

\旅のトリコ、FIRE目指す/ 旅のトリコくろひよが、旅の魅力とFIREの過程を紹介するよ ★街を徘徊して見つけた都市の魅力が好物 ★歴史・地理・地形・建築・文化・アート・痕跡・再開発など ★同じくらいお金が好物(アッパーマス層に)

-書籍紹介

© 2024 旅のトリコ、FIRE目指す Powered by AFFINGER5