【健康長寿】『健康もマネーも人生100年シフト! 勝間式ロジカル不老長寿』の学び
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✔︎ もうすぐ早期リタイア、でもちょっと待って
✔︎ 仕事、嫌い…
そんな方に参考になるかと思います。
✅ 早期リタイアに潜むワナがわかる
✅ 「仕事」の大きな効果がわかる
以下、📕『健康もマネーも人生100年シフト! 勝間式ロジカル不老長寿』(勝間和代)に学びます。
これは、目の前のリスクについては非常に敏感であるにもかかわらず、遠いリスクについてはその存在を忘れてしまうのです。
50代くらいになると、私の周囲では、早い人はアーリー・リタイア(早期退職)を選ぶ人が出てきます。
私はそういう人たちがうらやましいとはまったく思いませんでした。
確かに仕事をしてあくせくせずとも、資産や収入が十分にあるので、生活には困らないでしょう。
では毎日、何をやって過ごしているかというと、だいたい次の通りです。
・ゴルフ ・美食 ・旅行 ・別荘遊び
それくらいしかないのです。
あまりにも暇で、 YouTubeやネット・ニュースをたくさん見て、つまらないフェイクニュースや陰謀論に騙されかけたりしてしまいます。
旅行三昧できれば個人的にはうらやましいですが、ただそれだけでは限界がきてしまう。
一旦リタイアした人が、あまりにも暇でビジネスを再開する人も多いと聞きます。
自分が生きていることの証にもなっていると言ってもいいでしょう。
また、仕事をしていると、オン・オフの切り替えが日々、あるということです。
適度な緊張やストレスが、日々の生活に張り合いを持たせてくれます。
仕事という緊張の時間があるからこそ、たまの休みに旅行に出かけて息抜きをすることがより楽しめるというものではないでしょうか。
時間など何らかの制限があるからこそ、その時間をより一層楽しめるということは経験上わかりますね。
■人生 100年時代の幸せの条件
その2 金銭的リスクを抑え、一生の間、フロー収入の範囲で暮らせる自由を持つこと
その3 社会的リスクを抑え、家族や友達、そして社会と円満な関係を保ち、孤独にならないこと
これが本書の要点です。
■身体的リスクを抑える
ハーバード大学医学大学院の遺伝学の教授でもあるデビッド・ A・シンクレアとジャーナリストのマシュー・ D・ラプラントによる本書では、著者らは「 100歳になっても、現在の 50歳なみの活動レベルを保てる時代がやってくる」と断言しています。
現代科学・医学によって、老化の真の原因が解明されてきており、老化を「治す」方法や化学物質が次々と発見されているのです。
前章でもお話しした通り、老化の原因となるのは細胞分裂の際にミスコピーが生まれること、テロメアが短くなることでした。
老化のメカニズム、プロセスがわかってくると、老化という現象は、実にありふれた「病気」であり、「治療」ができることもわかってきました。
具体的には、次の物質が、老化に作用し、人間の寿命を延ばすことに働きかけることが明らかにされています。
・ラパマイシン(臓器移植などの際に、免疫反応を抑える) ・メトホルミン(糖尿病の治療薬) ・レスベラトロール(赤ワインに含有される抗酸化物質) ・ NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド) ・ NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)
昨年たいへん注目された書で、人生100年時代の根拠を科学面で支持するものです。
とはいえNMNを日常服用している人は、まだまだ限られているのが実情となります。
私が普段実践しているオートファジーを狙った断食もこれを狙ったものです。
つまり、若々しい人ほど長生きをする、と言ってもよいでしょう。
②パーム油などの植物油脂
この2つがなぜ身体に悪いのかというと、どんな食べ物も美味しく変えてしまう、「魔法の添加物」だからです。
果糖ブドウ糖液糖とよく似た食べ物に、「精製された穀物」があります。
精製された穀物もほぼ砂糖と同じくらい、一気に血糖値を上げてしまうのにもかかわらず、ほのかな甘味しか感じさせません。
だから、ついつい食べすぎてしまう。
果糖ブドウ糖液糖が豊富に含まれた加工食品や精製された穀物を食べすぎることは、血糖値の急上昇を招きます。
身体は、上がりすぎた血糖値を下げようと、インスリンを分泌して、今度は血糖値が急低下します。
このような状態が続くと、次第にインスリンの働きが十分でなくなり、いつか血糖値スパイク(食後高血糖)が起こってしまうのです。
血糖値スパイクは、動脈硬化などの血管系の病気から、認知症やがんのリスクを高める可能性があります。
一気にインスリンが分泌され、血液中からなくなってしまった糖がどこへ行くかというと、脂肪となって身体につきまくるのです。
内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて、内臓へのダメージが強い脂肪です。
ありとあらゆる臓器の動きを鈍くするのです。
アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症は、糖尿病や脳卒中などの病気から誘発されます。
したがって、糖尿病を筆頭とした生活習慣病の予防をするということは、そのまま認知症予防にもつながるのです。
豚肉や牛肉などの赤肉と呼ばれる、赤筋が多い食品を食べすぎると、大腸がんを誘発する原因になることが、今日の研究でわかっています。
糖質制限ダイエットは日本でもかなり流行していると思います。
それは糖質を制限して代わりにタンパク質の食品に置き換えれば、総摂取カロリーは低く抑えられるので、結果として痩せるのです。
しかし、タンパク質の過剰摂取はテロメアを短くすることで、かえって老化の原因となり、寿命を縮めることになります。
タンパク質を摂るのであればプラントベース、つまり、豆類を中心にした植物性タンパク質で補うことをおすすめします。
世界の長寿研究でも、長寿の人が多い地域では、だいたい精製されていない炭水化物とたくさんの野菜、少量のタンパク質と脂肪といった組み合わせの食生活。
食物繊維に関してはエビデンスがはっきりしていて、適量を摂ることは明らかに健康によいとされています。
・なるべくプラントベースと言われる植物性のものを中心に摂る
・「ホールフード」と呼ばれるような、加工されて削られたり粉になったり、分離されたりしていない食べ物を中心に食べる と、いうことです。
少なくとも、伝統的な和食にある白米を、玄米に置き換えるだけで、この要件はほとんど整うのです。
あるいは、たくさんの野菜と魚、少量の肉と GI値の低いパスタを摂る地中海料理などについても原理はまったく同じです。
魚を食べるとすれば、イワシやアジのような小魚を丸ごと食べたり、あるいはサバなど良質な必須脂肪酸を含む青魚を食べることをおすすめします。
飲酒はゼロにするのが、いちばんリスクが低いのです。
飲酒の習慣は、日々の運動習慣や睡眠習慣ともバッティングするものです。
毎日欠かさず運動をしたり、よい睡眠をとろうと考えたりした場合、残念ながら、飲酒はその足を引っ張ることしかしません。
サバ缶は、保存可能ですし、必須脂肪酸を取り入れ易く有用です。
ふるさと納税でも手に入れることができます。
下半身の筋肉を維持するために、意識的に散歩やスクワットをしなければならないのです。
寿命と普段の歩行スピードは相関しているようで、実年齢にかかわらず、歩行スピードが速い人は健康寿命が長く、逆に遅い人は健康寿命が短いのです。
また、座っている時間が長い人は、身体を動かす時間が少なく基礎代謝が増えないため、身体全体の老化を促進させるという話もあります。
私たちは自然の環境のなかにいると、肉体的にも精神的にも体調が整うようになっているようなのです。 (『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方』)
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが十分に分泌されている状態とされています。
このセロトニンの分泌を簡単に促進してくれるのが、ひとつはこれまでお話ししてきた「運動」です。
睡眠をしっかりととることが万病の万能薬となり、老化から認知症まで、多くの病気を防ぐことがわかってきています。
歯周病を防ぐことは、全身の免疫力を高く保つことにもつながっているということです。
またジョンズホプキンス大学らの研究チームによれば、重度の歯周炎を持っている人は、軽度の歯周病患者、あるいは歯周病がまったくない人に比べて、がんの発症するリスクが 24%も上昇した、という報告があります。
歯科には3ヶ月ごとに通うようにして、状態を確認するとともにクリーニングをしてもらうことでメンテナンス可能です。
■金銭金銭的リスクを抑える
50代半ばでアーリー・リタイアした友人たちを見ていると、資産総額に比べて、意外とお金の使い方は渋くなっているのです。
上昇余地がないこと。
これは人間の幸福度を下げるリスクになるとおもいます。
20~40代の若いうちから、ドルコスト平均法をはじめとして、金銭的リスクに対し備えを作り、特に年金以外のフロー収入を獲得する方法を構築していくことが、遠回りなようで最も確実かつ堅実。
長期分散の積立投資。
当ブログで紹介しているS&P500指数や全世界株式指数などインデックス投資です。
このリスクすべてを一度に補えるような魔法の手段があります。
それは、社会に貢献しながら収入を得続けること。
すなわち、端的に言えば、「仕事」なのです。
いま、早く仕事をやめて、年金生活になりたい、楽になりたいと思っている人は多いでしょう。しかし、それが本当に自分にとって幸せなことなのか、もう一度、考え直してほしいのです。
職場を辞める前に、自分の仕事、ライフワークを準備しておくことが重要でしょう。
高齢になっても社会とのつながりを保ち続け、何らかのかたちで常にフロー収入を得られるようにすることは、市場の競争のプレーヤーであり続けるということなのです。
そのようなヒリヒリとした環境のなかで、自分の競争力を下げないようにすることが、最高のアンチエイジングになるのです。
私たちは、一回しかないこの人生のなかで、さまざまな創意工夫でお金を稼ぐというのは、最高のエンターテインメント。
たしかに、適度な緊張感が生活からなくなることを想像したとき、能力の衰えや老化を促進させることにつながらないかと懸念します。
■ 社会的リスクを抑える
若い人たちと付き合うための体力も必要ですし、相手と台頭に話ができるような、社会的な知性も地位も必要になるでしょう。
そう考えたときに、みなさんに割り切って考えてもらいたいのは、長生きで楽しく幸せに暮らすということは、ある意味サバイバルであり、能力主義だということです。
この本を読んでいる 30 ~ 50代の方々には、いったい自分が 50 ~ 60代半ば以降、どのような仕事形態であれば、一生、仕事をしていくことができるか、ということを人生の最重要テーマとして設定してもらいたいのです。
自分がどんな職業選択をすれば、長く働き続けられるのか。
専門職のように、知識や経験を蓄積すればするほど、顧客の信頼が得られ長く続けたことが功を奏する仕事はどこにあるのか、ということを真剣に考える必要があるでしょう。
人事管理や技術顧問のような専門職に就いていた人たちは、その後も中小企業やベンチャー企業などを立ち上げて、活躍しています。
このように、どのようなかたちでもいいから、手に職を持つということが、人生 100年時代の生き方においては、本当に大切だと思います。
危険サインを挙げると、過去の自分語りが多くなったり、自分の経験や才能ではなく、自分と付き合っている人の自慢話が多くなると、要注意。
「ギブ・ギブ・ギブ・ギブ・ギブ」です。
それくらいの気持ちで、徹底的に利他を追求したほうがもっとうまくいくというのが、「ギブの五乗」なのです。
ですから、自分のことばかりでなく、いろいろな人に対していろいろな場面で、貢献をし続けるのがいちばんよいのです。
それは、仕事での貢献でもよいですし、私生活における友人関係などの貢献でもよいのです。
70代くらいが、見かけも若々しさもばらつきが大きくなってくる年代のため、若い年代の人たちと付き合い続けることができるか否かの分岐点になる可能性が高いのです。
たとえば、今の若年層と関係性を保とうとするなら、スマホや SNSほか、情報リテラシーが不可欠です。
70代でいまだにガラケー、あるいは携帯電話のメッセンジャーしか使えない人と、自由自在にスマホもタブレットも使いこなせる人とでは、若者にとって付き合いやすさがまるで違います。
人生100年時代の想定される3つのリスクを対策つきでわかりやすく解説した書です。
当ブログもそうですが、FIREムーブメントに潜む早期リタイアに伴うリスクも喚起しています。
たとえ金銭的にクリアしたとしても、身体的・社会的リスクに対応出来ない可能性を指摘しており、「仕事」こそがリスク全体の対策になるとします。
恐らく、FIREムーブメントの拡がりは、仕事そのものがやりたくないからではなく、組織での不自由さや過度なプレッシャーに不満があることが原因かと想像します。
一定の資産からの所得と自分自身のライフワークからの所得を組み合わせた、サイドFIREのようなスタイルを生涯現役で続けていけることが、一つの最適解ではないかと考えています。