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【人生論】人生の達人1000人分【お年寄りから学ぼう!】
✔️ こんな方にオススメ
- 「人生で後悔しないコツを知りたい!」
- 「最高の幸せって何?」
- 「上手に年を重ねるにはどうすれば?」
✔️ 記事を読むと・・・
- 人生の後悔が減ります
- 最高の幸せがわかります
- 上手に年を重ねるコツがわかります
✔️ 紹介本
📕 1000人のお年寄りに教わった30の知恵
著者はアメリカの老年学者であり、本書は65歳以上の高齢者1000人(=人生の達人たち)のインタビューから生まれた人生の教科書です。
本書の特徴は、n = 1 の個人の成功体験ではなく、1000人分の人生体験を追うことで、内容の信憑性や再現性を確保している点です。
1.達人に学ぶ!人生で後悔しない3つの知恵
①いつも「正直」でいる
- 「正直に勝る策はない。人生をややこしいものにせず、罠や落とし穴とは無縁でいたければ、それが基本中の基本である」
- 「人生でも仕事でも、大事なのは正直で嘘をつかないこと。『これは、お客様のニーズには合わないと思いますよ』と言うこともあった。受注のチャンスを自ら断った。でもそういう姿勢は必ず良い結果につながる。自分は本当のことを言ってきたと安心していられる。これは本当に嬉しいものだよ」
自分に正直でいる、自分にウソをつかない。
これはメンタルを健全に保つのに必要なことです。
ついてもいい嘘は、相手を傷つけないための「愛のある嘘」くらいでしょう。
②旅に出るなら「今」
- 「今行こう。年を取ってからいける保証はないだろう?」
- 「行けるうちに旅行しておいて本当によかった」
- 「旅の見返りはとても大きいのだから、若い人がお金を使う他のものより優先すべき」
2019年末に私はエジプトを訪問しました。
ギザ最大のクフ王ピラミッドの回廊はかなりの傾斜です。
若い人でも登っていくのが大変です。
そのような中、高齢のご婦人が両手に杖を使って登っておられましたが、とても困難であったように見えました。
とてもシンプルなことですが、特に海外旅行の場合は、体力のある若い時期の方が望ましいです。
また、旅は「自分」と「旅先」との間に関係性を築きます。
それ以後、旅先の情報に触れる度に旅の思い出を楽しむことができます。
これは若い時期の旅が望ましいもう一つの理由です。
2020/09/10現在、まだまだ世界はコロナ禍にあり海外旅行は難しい状況ですが、身近な場所を訪れるだけでも小さな発見があり楽しめます。
③パートナー選びは慎重に
- 「これはおそらく人間にとっていちばん重大な決断」
- 「立ち止まって、よく見て、周りの意見を聞いて」
- 「間違った相手と結婚するくらいなら、結婚しない方がいい」
- 「その人は、自分がいずれ問題に直面した時にそばにいてほしい相手か」
- 「選択肢を比較し、なかでも自分の動機をよく考えることだ」
パートナーとの価値観の違いは、後々大きく表面化することになります。
どちらかの我慢が続けば、その人は「正直」でいられなくなるので、不幸になります。
また、パートナーの「お金の価値観」はよく見ておいた方がよさそうです。
見誤ると悲惨です。
2.達人に学ぶ!最高の幸せを手に入れる3つの知恵
①「幸せ」は条件ではなく、自分で決めるもの
- 「満たされた人生を送るつもりなら、どこかの時点で必ず人は幸せの操縦桿を握らなければならない」
- 「自分の幸せには一生責任を持つ」
- 「自分に起きること全てに責任を負う必要はないが、それに対する自分の態度や反応は完全に自分次第だ。」
- 「喜びで心を満たすことをポリシーにするといい」
- 「『〜であれば幸せ』という姿勢からは何も生まれず、必ず失望感が待っている。」
- 「気が滅入りかけたら、意識して自分が恵まれていることを数え上げる」
- 「とにかく楽しもう」
このパートは個人的に大好きな部分です。
「幸せがもたらされる」という表現がありますが、幸せを受け身で待っていても、いつまでもなれません。
壁にぶつかったとき、一瞬「ついていないな」と反応してしまいますが、そのまた次の瞬間に、「でも幸せだな」と言い切れれば、幸せです。
脳は勝手に幸せの理由を探し始めるからです。
しかし、これには日頃の練習が必要となるでしょう。
単純な本能的反応に流されないように、操縦桿をしっかりと握りましょう。
幸せは、能動的で主体的なものだからです。
②未来を心配=時間の無駄づかい
- 「この先どうなるかという心配で1日を浪費するのはやめて、好きなものや楽しいことに目を向けよう」
- 「何が起こるかは自分ではコントロールできないし、起きたことは変えられない」
- 「不安で頭がいっぱいの時には、遠くを見ないで目の前の一日に集中すること」
- 「心配より計画に時間を使うこと」
- 「受け入れなければ、負けてしまう。心穏やかに、流れに身をまかせなさい」
客観的に「自分がコントロールできる範囲にあるかどうか」の判断力が重要です。
特に他人の言動についてはコントロール不可能です。
そこにいちいち関心を寄せるのは、疲弊し無駄です。
自分がコントロールできる楽しいことにフォーカスしましょう。
③「小さなこと」を楽しみなさい
- 「いちばん大切なのは、何ごとも当たり前と思わない」
- 「人生を楽しみなさい。小さなことを楽しみなさい。どんなにささやかでも楽しいのだから。でもそれに気づかない人が多い」
- 「私は自分が楽しいと思うことを探すよう心がけてきました。自宅の窓から外を見ているだけでも楽しい」
- 「残された時間が限られている、その自覚から生まれる大きな成果が感謝の心」
- 「今という瞬間を生き、今、この瞬間に身の回りで起きていることを味わえる、それだけでどれほど得るものがあることか」
当たり前は「頻繁に起こること」や「つまらないこと」ではありません。
当たり前は「有難いこと」です。
それは、家族や自分に健康上の問題が発生したときによくわかります。
普段はつまらない当たり前のことが、全く当たり前でなくなります。貴重なことだったとわかります。
「明日が人生最後の日」だと思うと、日常のつまらない出来事や動作が、一気にレアなことに変わります。
喜びや感謝の念が生まれます。
常にそう思うのは難しいことかもしれませんが、たまに意識してそう思ってみることで、惰性のリズムをリセットすることができます。
3.達人に学ぶ!上手に年を重ねる2つの知恵
①自分の体は100年使うつもりで
- 「健康を維持するためにできることは何でも、今やっておくことだ」
- 「健康的な食生活と運動に加えて、もちろん禁煙を勧めるよ」
- 「苦しむのは誰?家族よ」
「人生100年時代」と言われるようになりました。なかなか死ぬことのできない長寿時代です。
人生の後半を健康上の理由で寝たきりの状態とはならず、最後まで元気に活動して天寿を全うする(ピンピンコロリ)。
そのために日頃の健康管理、食事、睡眠、適度な運動、そしてライフワークを実践しておきたいです。
②人とのつながりを失ってはいけない
- 「常に自分から行動を起こしなさい。面倒だろうが敷居が高かろうが気にしちゃいられない。とにかく社会とのつながりを持たないと。年寄りならなおさら、社会参加すべき」
- 「コンピュータの使い方も憶えないまま死ぬのは嫌だと決意した」
- 「人と接することがどれほど大事かわかった。それで毎日誰かしらと顔を合わせるよう、生活を組み立てることを心がけてきた」
- 「身近な人と楽しく付き合って、あまり批判的になっちゃいけない。他人と過ごすのを楽しんで、自分の経験の中で相手に通じそうなことを話そう」
人とのつながりは幸福度を大きく左右します。
SNSなどオンラインコミュニケーションツールやテレワークが主体となりつつある現在は、コミュニケーションの大変革時代といえます。
またコロナ禍の中では対面コミュニケーションが難しい状況です。
しかし、社会的動物である人間は、本能的に人とのつながりを欲します。
手段は変わるかもしれませんが、複数の多様なコミュニティとのつながりを築く選択肢を持っておく必要があるのかもしれません。
✔️ 最後に
さて、人生の達人たち(=お年寄りたち)の知恵、いかがだったでしょうか。
本書は400ページ近くあり、多くの人生の悩みについてカテゴリーごとにヒントが記されています。本記事はその一部をご紹介したものです。
アメリカの話なので、日本人との多少の違いはあると思います。しかし、同じ人間ですので問題ありません。人生の役に立つ良い本です。
人生の晩年から逆算して、今の生き方を見つめ直す方法は、前回記事と同様に重要な視点です。