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【お金を使う】『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の学び(ビル・パーキンス)
✔︎ お金をいつ、どうやって使っていくのか?
✔︎ 絶対に人生で後悔したくない!
もしそう思っているなら、
この記事を読む価値があります。
✅ 人生で一番大切な仕事
✅ 意識すべきこと
✅ 自分の価値観を「見える化」する方法
✅ 長寿時代への備え
✅ お金を使う時期、貯める時期のバランス
✅ お金より重視する2つのこと
✅ 人生最大の後悔を知る
✅ 人生で後悔しない方法〜タイムバケット
✅ 資産取り崩しの最適な時期
✅ 人生で恐れるべきこと、大切なこと
以上について、
📕『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス)
から気づきが得られるはずです。
■死を意識してはじめて気づくこと
死が近づいて初めて、私たちは我に返る。
先が長くないと知り、ようやく考え始めるのだ。
自分は今までいったい何をしていたのだろう?
これ以上、先延ばしをせずに、今すぐ、本当にやりたいこと、大切なことをすべきだ。
だが残念なことに、私たちは喜びを先送りしすぎている。
だからこそ、 限られた時間のなかで最大限に命を燃やす方法 を考えなければならない。
高尚で哲学的な話のように聞こえるかもしれないが、これは「最適化」の問題。
大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うこと。
自分にとって大切な経験を意識的に選び、そこに惜しみなく金を使う。
タイムリミットを意識することで、いわゆる「締め切り効果」(期限が明確になることで生産性が向上する効果)が働き、自分にとっての最優先を意識したり、選びとることができるようになります。
日本人の平均寿命が85歳くらいなので、自分の年齢から逆算するといいですね。
50歳ならあと35年(12,775日)。
40歳ならあと45年(16,425日)。
30歳ならあと55年(20,075日)。
日数で見ると、よりリアルに感じられますね。
カウントダウンする無料アプリもありますので、寿命や目標日時を入れておくのはオススメです。
■人生でしなければならない一番大切な仕事
どんな経験をしたいのかを真剣に考え、それを実現させるために計画を立てるべきだ。
人生でしなければならない一番大切な仕事は、「思い出づくり」である。
最後に残るのは、結局それだけだ。
人生の最後は、主観的な満足、自己満足の問題だと思います。
それは結局のところ、自分の記憶である「思い出」が、自分にとって良かったものと思えるかどうか。
後悔が無かったと思えるかどうかということです。
■一番大切な仕事を達成するために意識すること
そうしないと、人生の限りある時間とエネルギーを無駄にしてしまう。
人生をトータルで見たとき、死ぬときにお金が使いきれないと言うことは、タダ働きをしていたということになります。
人生の思い出を最適化する余地が残されていたということです。
■自分にとっての経験価値を可視化する方法
さまざまな経験の価値を比較できるようにもなる。
これが人生の充実度を高める大きな一歩になる。
具体的には、 各体験から得られる喜びをポイントで表現する。
あなたのこれまでの人生のすべての年の合計ポイントを棒グラフにしてみる。
自分の決断によってコントロールできるモノゴトだけに焦点をあてる。
重要なのは、「どの年齢で、どれくらい金を稼ぎ、どれくらい楽しい経験に金を費やすか」
経験は私たちに、尽きることのない「配当」を与えてくれる。
「記憶の配当」。
記憶は配当を生み出し、私たちの生活を豊かにしてくれる。
経験に金を使えば、記憶の配当によって、金融商品への投資と同じようにリターンが得ることができる。
記憶の配当を多く得る方法を積極的に考えてみよう。
経験をしている最中にたくさん写真を撮る、その経験を一緒にした人たちとの再会を計画してみる、動画やフォトアルバムを編集してみる。
Googleフォトといった写真アプリを使っていると、「3年前の今日の写真」といった形で通知が来ます。
特に旅行に行っていたときの写真を見ると、旅行中の楽しかった記憶を呼び起こされ、非日常の体験を一時的に得ることができます。
これが著者の言う「記憶の配当」なのでしょう。
昔と違って、スマホで写真をとれば自動的に時間や場所を整理してくれる上、SNSにより体験共有が容易になりました。
撮影した(思い出となるような)「写真の枚数」もまた、経験価値を可視化する一つの目安になるかもしれません。
■長寿時代への備え〜4%ルールに代わるもの
これは、退職時に貯蓄から毎年4%を使い続けるというものである。
だが長寿年金なら、毎年、購入額の4%以上の支払いを得られるはずだ。
しかも、自己資産を毎年4%切り崩す場合とは異なり、支払いは生きている限り保証される。
インデックス投資における資産取り崩し方法で有名な「4%ルール」。
こちらのルールは相場状況により取り崩しのタイミングが難しい側面があります。
そこで著者が提案しているのが長寿年金というもの。
日本でも存在するようです。
■お金を使う時期、貯める時期のバランス
年を取れば、健康は低下し、物事への興味も薄れていく。
性欲も減退するし、創造性も低下していく。
かなりの高齢になり、衰弱してしまうと、できる活動は限られてくる。
もう金は役に立たない。
ベッドに寝転んでテレビのクイズ番組を見ることくらいしか、特にしたいこともなくなるだろう。
経験を楽しむ能力が年齢によって変わってくるのなら、 能力が高いときにたくさんの金を使うことは理にかなっている。
20代や 30代、 40代に多くの経験ができるように多めに金を使い、老後は支出を抑えるという方針を立てる。
20代前半は貯蓄せずに経験に投資することを優先させ、収入が増える 20代後半から 30代にかけては収入の 20%を貯蓄し、40代ではこの比率をさらに上げていく、といった方法だ。
そして最終的には貯蓄の比率を下げ、支出が収入を上回るようにする。
ただし原則は1つだ。 経験から価値を引き出しやすい年代に、貯蓄をおさえて金を多めに使うことだ。
皮肉にも、健康と富があり、 経験を最大限に楽しめる真の黄金期は、一般的な定年の年齢よりもっと前に来る。
この真の黄金期に、私たちは喜びを先送りせず、積極的に金を使うべきだ。
近年のFIRE(経済的自由)ムーブメントでは、若くして30歳くらいで経済的独立を果たしている人が多い印象です。
そのような方は、かなり倹約を志してFIREを達成しているようです。
しかし、20代前半から倹約が行き過ぎると、その時期に見合った経験を得ることができなくなってしまうリスクを著者は指摘します。
実際、リカレント教育の乏しい日本では、大学で学んだり、留学したりといった経験は、ほぼ20代の時期に集中するでしょう。
旅行も、体力と好奇心に溢れる20代が最も適していると思いますが、逆にお金が無いという状況に直面してしまいます。
■お金より重視すること①
それが人生の満足度を上げる。
健康ほど、経験を楽しむ能力に影響するものはない。
健康は、金よりもはるかに価値が高い。
どれだけ金があっても、健康をひどく損ねていたらそれを補うのは難しい。
だが、健康状態が良好なら、たとえ金は少なくても素晴らしい経験はできる。
実際のところ、数十年も健康管理を怠っていれば、取返しがつかなくなることもある。
手遅れにならないよう、健康への投資はできる限り早く始めたほうがいい。
体重が1キロ増えると、膝には4キロの負担が余分に時間の経過とともに膝の軟骨がすり減り、痛みを感じるようになる。
天然の緩衝装置である膝はダメになり、長時間歩くと苦痛が生じ、走ることはまったくできなくなる。
その結果、運動不足になり、さらに体重が増え、他の健康問題も引き起こされる。
若い頃に健康に投資するほうが、人生全体の充実度は高まる。
食生活に気をつけ、筋肉を鍛えておけば、できるだけ長く健康を保て、経験も楽しめる。
70 代になっても、老人向けのスポーツだけでなく、スキーやテニスも楽しめ、スリムな体型を維持し、階段を上り下りする、椅子から立ち上がる、食料品の袋を運ぶなどの日常的動作も快適になる。
健康への投資は、健康寿命を伸ばすことにつながります。
健康的に年齢を重ねることができれば、20代に適した経験を30代、40代へと伸ばすことができます。
より多くの経験を積むことができるため、記憶の配当も多くなります。
これは人生全体で見たとき、食事や運動(ダンスやハイキングなど)へ投資することは、非常に価値の高い投資だと言えます。
■お金より重視すること②
私は、収入が少なかった 20 代の頃から、こうしたアウトソーシングを積極的に利用してきた。
時間は金よりもはるかに希少で有限である。
時間をつくるために金を払う人は、 収入に関係なく、人生の満足度を上げる。
マイナスの人生経験を減らし、プラスの人生経験(それをするための時間を手に入れたので) を増やすことになる。
これで、幸福感が増さないはずがない。
時間への投資も人生の満足度を高めます。
家事代行やタクシー利用は、「時間を買う」ことにつながります。
時間を買うことは、健康を買うことと同様に、より自分にとって価値ある経験への投資につながります。
食器洗い乾燥機、ドラム式洗濯乾燥機、お掃除ロボットなどの利用も時間への投資に該当します。
■人生の後悔
彼女は、余命数週間の患者たちに人生で後悔していることについて聞いていたそうだ。
そのなかで、もっとも頻繁に耳にした「5つの後悔」をテーマにしたブログ記事は大きな話題を呼んだ。
最大の後悔は、「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」
多くの人々が、人生の最後に「働きすぎなければよかった」
働きすぎは後悔しても、一生懸命に子育てしたことを後悔する人はいなかった。
意外にも、 もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は上がる。
滞在期間が1週間だとしたら、最終日までのあいだにできるだけたくさんの名所を訪れ、ツアーやアクティビティにも積極的に参加しようとする。
人は豊富で無限にあると感じられる何かに対しては、その価値を低く見積もりがちだ。
有名なブロニー・ウェアの著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』によれば、人生最大の後悔は「もっと自分に忠実に生きればよかった」です。
自分の寿命とやりたいことのバランスをとっていくことが、この後悔を減らすことにつながりそうです。
それがタイムバケットです。
■人生に積極的になる方法〜「死ぬまでにやりたいことリスト」(タイムバケット)
重要な経験、すなわちあなたが死ぬまでに実現させたいと思っていること(活動やイベント) について入れていく。
たとえば、子どもを持つ、ボストンマラソンを走る、ヒマラヤをハイキングする、家を建てる、特許を申請する、起業する、「国境なき医師団」のボランティアをする、ミシュランの星つきレストランで食事をする、サンダンス映画祭に参加する、50 回スキーをする、オペラを鑑賞する、アラスカにクルーズ旅行する、古典小説を 20 冊読む、スーパーボウルをスタジアムで観戦する、ゲームの大会に参加する、イエローストーン国立公園に行く、秋のバーモント州を旅行する・・・
お金について心配する必要はない。
実現したい時期のバケツに入れてみる。
人生でやりたいことの大半は20〜 60 歳のあいだの年代で経験したいと考えている。
図書館を利用する、クラシック映画を鑑賞する、小説を読む、チェスをプレーするなどは、年を取ってからでも十分に楽しむことができる。クルーズ船での旅行なども同様だ。
タイムバケットでは、人生に対して積極的なアプローチが取れる。
残りの数十年の人生を5年や 10 年の単位で分け、期間内でやりたいことを実現させていく具体的な計画を立てることができる。
この本の実践の要が、タイムバケットです。
やりたいことリスト(バケットリスト)はよくあるのですが、それに時間の概念を導入したものです。
作成するとわかるのですが、リストのほとんどが若い時期に集中することになるかと思います。
やりたいことは、さっさと若いうちに経験した方が良いということです。
親世代以上だと、定年した退職金で海外旅行に行くなど、人生の後半に差し掛かった時期にやりたいことをやり始めるかと思います。
しかし、その時点で体験できる海外旅行の経験は限定されたものになるでしょう。
■資産取り崩しの時期
例外的なケースでない限り、 これまで一般的に推奨されてきたものよりも、はるかに早い段階から資産を取り崩し始める必要がある。
好きな仕事をして稼いだものであろうとなかろうと、いったん金を手に入れたら、あとはそれをどれだけ賢く使うかが問題になる。
働き続けたいのならそうすればいい。
ただしその場合でも、 ピークの時期を迎えたら、稼いでいる以上の金を使わなければならない。
そうしなければ資産が減らないからだ。
著者は45〜 60 歳のあいだからの資産取り崩しを始めることを推奨しています。
率直に早いなと感じましたが、それが資産「ゼロで死ぬ」最も無駄のない取り崩し時期としています。
日本とアメリカでは違いがあると思いますが、資産の現状把握と未来シミュレーションを精密化しておくと、意外と早くFIREできる可能性も見えてくるかもしれません。
■人生で恐れるべきこと、大切なこと
人生と時間を無駄にしてしまうことなのだ。
ゼロで死ぬという目標を持つこと自体が、あなたを正しい方向に導いてくれる。
ゼロで死ぬという目標を持つことで、人生を充実させようという意識が働くようになるからだ。
つまり、「ゼロで死ぬ」を目指すこと自体に高い価値がある。
人生で一番大切なのは、思い出をつくること。
タイムバケットをつくり、資産の把握とシミュレーションをやって置くことは、ゼロで死ぬことの第一歩となり、人生の満足度を上げることにつながります。
お金だけでなく、時間や健康も含めた人生全体を俯瞰して考えることができる名著です。